MaDO.6
2025/07/19
まめのあつまり[⚫︎7⚫︎]
山頭火
「生きることを悲しく思う時 思い切り生きたい」

お住まいは香川県高松市ですが
ときどき西成に訪れたくなるみたいで
1年に4〜5回は釜ヶ崎に訪れるそうです。

5月にたまたま 動物園前商店街を歩いていたとき
MaDOで開催していた
「まめのあつまり」に足が止まりました。
父親が若かった頃に
西成の三角公園の近くで
暮らしており
そのときのエピソードを
父親からよく聞いていたため
釜ヶ崎には不思議な親近感を
抱いていたそうです
2015年 悪いことが重なって
どん底を経験したとき
たまたま本屋で手に取ったのが
「飛田ホテル」の単行本でした
釜ヶ崎の簡易宿所で暮らしながら
執筆活動を続けていた黒岩重吾さん
「生きることを悲しく思うとき 思い切り生きたい」
そんなことばを 黒岩重吾さんは
宿泊していた簡易宿所の壁に
書き残していたそうです
そんな言葉に支えられながら
2015年のどん底から
10年間の山あり谷ありを
生き抜いてきた
山頭火さんの作品です

作品を壁に取り付けている間も
泥酔して道路に寝転がりながら
「それなんて書いてんの?」と
絡んでくるご近所さんがいたり
近くの小学校で収穫した
採れたてのびわを
かごいっぱいに入れて
お裾分けしてくれる
若者たちが訪れたり
ヘルパーさんが
体調が気になる利用者さんの
相談に来られたり
ついには警察がきて
酔っ払って道路で寝ているご近所さんを
警察署まで連れて行ったり
そんなゴチャゴチャした風景のなかで
展示作業は粛々と進められ
「高松もいいけど
ときどきここの空気に触れたくなるんです」
としみじみ話されていました

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