ミニトマト

日記

気持ちがだんだん落ち込んていった今年の5月。

テレビをつけると、新型コロナか自然災害のニュースばかりでした。

落ち込んでいくオジサンの姿を、訪問看護師たちは心配しながら見守っていました。

 

ある看護師が訪問したとき、オジサンが「元気だった頃はベランダ栽培をしていた」と話してくれました。

病気を抱えるようになってから、からだも、こころも、自分の思いどおりにはいかなくなりました。

気がつけば、やりたいことを我慢したり、あきらめたりすることが、当たり前のようになっていました。

 

その数日後、ベランダ栽培の話しを聞いた訪問看護師さんは、植木鉢と土とミニトマトの種を持って部屋に訪れて、オジサンと一緒に鉢に土を入れ、トマトの種をまいて、水やりをしています。

 

「無事に育ちますように・・・」

 

 

なかなか発芽しませんでしたが、1週間後にようやく芽が出ました。

オジサンも嬉しくて、日記帳にも芽が出たことを記録しています。

今は毎日水やりを続けており、調子が良いときには肥料や土を買いに出かけたりもしています。

 

 

 

夏には美味しいミニトマトができるといいな。

 

posted  by  446

 

 

 

一覧へ戻る